立春(2016年2月4日~2016年2月18日)

 

二千年前の昔、中国では、立春、立夏、立秋、立冬のこの四つの節気を、春、夏、秋、冬の季節の始まりとしていました。この 四つの節気は、四季の交替を画する重要な節気なので、合わせて「四立」とも呼びます。

立春は、一年二十四節気の中の第一番目の節気です。また春季の最初の節気にもあたり、太陽黄経が315°になったときで、毎年2月5日前後から2月20日前後までです。

立は、開始という意味ですから、立春は春季の始まりです。昔の人は、「立,始建也。春気始而建立也。(立は始建なり。春気始まりて建立なるや。)」と言っています。よって立春と呼ばれるようになったのです。

立春は、転換の季節であり、新しい一年の始まりでもあります。この時期は、春の序幕は開かれたのですが、私たちにはまだ本当の意味での春が到来した事は感じられません。しかし、この時から、気温も昇り始め、日照、降雨も増え始めてきます。人体にとっては、肝胆少陽の気が発生上昇し、春の「生ずる、上昇する」という自然の法則に呼応しており、これが立春導引術の重点、要点なのです。

丹医養生学では、「頭は諸陽の会」であると考えます。頭は、全身の陽気が最も集中し、旺盛な部位です。立春の導引術は、頭を左右に回したり、伸ばしたりする練習を行います。正に「従頭開始(中国語では、『始めから』の意味)」であり、全身の陽気を昇らせ、引き起こすことを具体的に体現する方法なのです。更に、「両腕を前から半陰半陽で挙げる(左右の手の平を相対するようにする)」ことによって、身体の脇や側胸部の経脈を動かし、また左右の争力を使う練習方法を加えることによって、陽気を発生上昇させ、気血を調え、体質を強め、風邪の侵入を防ぎ、春の自然の気に呼応するのです。

練功者は、立春導引術の豊富な内容を細かく体感し味わうことによって、その妙境に達することが出来るのです。

張明亮著『二十四節気導引養生法――中国の時間と智慧』(人民衛生出版社)より

このような考え方から、立春には「畳掌按髀式」という導引術を勧めています。

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