立冬(2015年11月8日~11月21日)

 

立冬は一年二十四節気の中の第十九番目の節気であり、また冬季の第1番目の節気にもあたります。太陽黄経が225°になったときを立冬といい、毎年11月7日前後から11月22日前後までです。

昔の人は、「立、建始也。(立は建始なり)」といっており、立は、建立、開始の意味です。また、「冬、終也。万物収蔵也。(冬は終なり。万物収蔵なり)」といっており、冬は、終了、収斂、帰藏の意味なのです。ここから、立冬は、冬季の始まりの意味と、一年がもうすぐ終了し、万物が収藏するという意味を持つことが理解できます。

立冬の時節は、大自然や人体の陽気もすべて徐々に蟄伏(ちっぷく・隠れひそむ)、藏匿(ぞうとく・隠す)し始めます。外観からは䔥条(しょうじょう・物悲しい)死寂(しじゃく・静寂)なように見えますが、中は生まれてやまない、如如不動(静止しているように見える動)であり、無限の活力が潜んでいます。これもまた、陰の中に陽がある、静の中に動があるということなのです。

立冬の導引術とそれに続く小雪の導引術などの冬季の導引術は、手または手足の練習を主としますが、より手の練習に重きをおきます。これは丹医の、人の手は心、陽に属し、足は腎、陰に属するので、手の練習に重きをおくことによって、心陽の気で腎陰を温め、腎水が冷え過ぎるのを予防するという考えが基になっているのです。

また、立冬の導引術は、春気と呼応する肝胆や秋気と呼応する肺の練習を含んでおり、中医養生学の全体観や陰陽、五行、五臓などそれぞれが独立性を持ちながらも普遍的な関係性を持つ統一した原理を体現しています。ですから、細かく研究する価値があるのです。

張明亮著『二十四節気導引養生法――中国の時間と智慧』(人民衛生出版社)より
このような考え方から、立冬には「挽肘側推式」という導引術を勧めています。

 

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