大暑2015723日~87日)

 

大暑は一年二十四節気の中の第十二番目の節気であり、夏季の最後の節気にもあたります。太陽黄経が120°になったときを大暑といい、毎年7月22日前後から8月7日前後までです。

大暑は年間で暑さが最も厳しい時期で、小暑に相対して、大暑といいます。この頃は、夏の太陽が、かんかんと照りつけ、空気も蒸し暑く、暑さに耐えきれず、人はいてもたってもいられなくなくなります。しかしこの時期は、正にジャスミンや蓮の花の開花の季節でもあります。天気が暑くなればなるほどジャスミンの花の香りが強くなり、遠くからでも匂うほのかな香りは人の心と脾に沁(し)み入ります。高潔で上品な蓮の花は、激しく照りつける太陽や驟雨(しゅうう)を畏(おそ)れず、朝に咲き夕暮れには窄(すぼ)み、その清々しい香りは遠くにまで漂います。これは大自然の生克制化(五行学説における相生、相克の正常な働き)であり、自然の事物がバランスをとり、協調を維持するメカニズムなのです。

大暑の頃は、次第に陰が増加し、陽が減少していきます。人体では、脾が陰、胃が陽です。もし、脾の陰が旺盛すぎると、胃の陽は湿困(湿邪に取り囲まれて、上手く機能できなくなった状態)されやすくなり、食欲不振や消化不良などの症状が現れます。よって、大暑の頃は、導引術を用いて、脾胃の機能を増強し、陰陽の調和を図り、体質を改善し、気血の巡りを促進して臓腑を潤し、筋肉や四肢に栄養を送るのです。

大暑の導引術は、峨眉派が伝承してきた脾臓小煉形の功後導引の動作とそっくりであり、脾胃の運化(消化吸収)機能を改善する効果があります。その理論的な事は、小暑導引術や脾臓の小煉形の関連記述をご参照下さい。

張明亮著『二十四節気導引養生法――中国の時間と智慧』(人民衛生出版社)より

 

このような考え方から、大暑には「距地虎視式」という導引術を勧めています。

以下のサイトをご覧ください。

http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzA4OTAyMDcyMg==&mid=208763976&idx=2&sn=727f836777801c5e812c3973bc43280f&scene=2&from=timeline&isappinstalled=0#rd

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