立夏 ~二十四節気 季節のたより

立夏(2015年5月6日~5月20日)

立夏は一年二十四節気の中の第七番目であり、夏季の最初の節気にもあたります。太陽黄経が45°になったときを立夏といい、毎年5月5日前後から5月20日前後までです。

立夏は、夏季の始まりです。立夏の後、陽気は次第に増えていき、陰気は少しずつ消えていきます。昼の時間が次第に長くなり、植物の成長も繁茂期に入っていきます。『黄帝内経』では、「夏三月、これを蕃秀と謂う。天地の気が交わり、万物は華実す」と言い、また民間の諺にも「立夏に降らずば、犂(すき)耙(ならし鍬)は高く掛かる」、「立夏に雨無くば、碓(うす)に米無し」とあります。これは、立夏の時節に雨が降らなければ、秋の収穫に響くという意味です。

ここから分かることは、立夏は「陽」の節気に属しますが、必ず「陰」に属する雨水によって調整されなければならないのです。そうすることによって、陰陽のバランスがとれて、万物に利益をもたらすのです。

丹医の理論では、手は心、火、陽に属し、夏に呼応します。足は、腎、水、陰に属し、冬に呼応します。立夏の導引術では、手と足を共に練ずるのですが、特に脚部と足部の練習に重きを置きます。これらの練習には、まさに腎を補い心を養い、水で火を済(たす)け、陽中に陰を練じ、陰中に陽を練じる精巧な深い理論と方法が現れているのです。

張明亮著『二十四節気導引養生法――中国の時間と智慧』(人民衛生出版社)より

このような考え方から、立夏には「足運太極式」という導引術を勧めています。

以下のサイトをご覧ください。

http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzA4OTAyMDcyMg==&mid=205956690&idx=3&sn=7755deda55823544c267f799625b3e78&scene=1&from=groupmessage&isappinstalled=0#rd

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