秋分 ~二十四節気 季節のたより

秋分(2015年9月23日~10月7日)

秋分は一年二十四節気の中の第十六番目の節気であり、また秋季の第4番目の節気にもあたります。太陽黄経が180°になったときを秋分といい、毎年9月23前後から10月7日前後までです。

秋分は春分と同じように、昔の人が最も早く確立した節気の一つであり、彼らは「秋分者、陰陽相半也、故昼夜均而寒暑平(秋分は、陰陽相半ばなり、故に昼夜が均しく寒暑平らなり)」と理解していました。
秋分には二つの意味があります。その一つは、中国の古代では、立春、立夏、立秋、立冬を季節の始まりとして四季を区分しており、秋分は秋季の90日間を二分する真ん中の日に当たります。もう一つは、この日は、一日24時間は昼夜が均等で、それぞれが12時間になるのです。「春分」と同じく、「秋分」は、太陽がほぼ赤道を直射します。この日を過ぎると太陽が直射する位置は南に移り、北半球では昼が短く夜が長く、南半球では昼が長く夜が短くなっていきます。
秋分の頃は、天の気は晴朗で下降し、地の気は清爽で上昇します。秋空は高く清々しく爽やかであり、昼夜の長さは平均しています。人体もこれに相応しており、肺は、人体の「華蓋(かがい)の臓」であり、五臓の中で最も高い位置にあり、気をつかさどりバランスを管理しています。よって秋の気と相応しています。また人体の脇肋部は肝胆がつなさどっています。肝胆は半陰半陽なので、陰に従うことも陽に従うこともできますから修練の基本となります。さらに丹医では、背中の督脈、耳心、腰回りは腎に帰属し、腎は全身の陰陽の根本だと考えますから、腎に対応する部位の動作も導引の要なのです。これが秋分の導引の大切な意味です。よく練習する必要があります。
張明亮著『二十四節気導引養生法――中国の時間と智慧』(人民衛生出版社)より

このような考え方から、秋分には「掩耳側傾式」という導引術を勧めています。

以下のサイトをご覧ください。
http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzA4OTAyMDcyMg==&mid=209948469&idx=2&sn=06c383015597f81a63117264c1bb0317&scene=2&srcid=0923Kvmapk7D17WZknjWzAsa&from=timeline&isappinstalled=0#rd

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